当社はメディカル分野におけるレントゲンフィルムの複製・出力・電子化業務や、紙カルテの電子化、電子署名・タイムスタンプ付与業務など様々なメディア変換サービスのほか、効率的なデータ共有を実現するクラウドサービスを提供しています。
また、医師や大学、製薬会社、CROとの関係を基に、治験の画像事務局業務を行うイメージングCROサービスに注力し、治験の様々な業務に対応する医用画像のトータルサポートを提案しています。
一方、工業用レントゲンフィルムの電子化サービスも行っています。

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イメージングCROサービス
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イメージングを通じて、医用業界に貢献します
当社は、医用業界における15年以上の活動を通じ、50名を超える読影医との契約と、150件以上の様々な業務を受託することで「技術力」と「対応力」を身に着けてまいりました。
領域・フェーズ別の受託実績
サービス内容
治験等の画像事務局業務をサポートします。
以下の❶から❻までの各業務、もしくは全ての業務を一括して請け負います。-
1
- 評価会手順書の作成
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画像評価会に関わる各種手順書の作成を行います。
【手順書作成例】
- 撮像等画像提出に関する手順書
- 画像評価委員の選定手順書
- 画像評価の手順書
- 画像授受・品質確認の手順書
- 画像データの保管及び管理に関する手順書
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2
- 評価医の選定
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画像評価会における各領域の評価医を選定します。
【選定対象領域例】
- 関節リウマチ領域
- 各種がん・オンコロジー領域
- 循環器領域
- 骨粗しょう症領域
- 肝硬変(MRエラストグラフィー)
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3
- 画像回収と匿名化の確認
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治験等の参加病院から画像を回収します。
【画像回収と確認方法】
- データ回収用DVDや梱包資材等を病院に送付し、画像回収を行います。
- クラウドシステムを利用した画像回収にも対応します。
- 回収した画像の内容と匿名化の確認を行います。
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4
- 画像評価システムへの画像登録
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recist1.1等の各種ガイドラインに準拠した画像評価システムに画像を登録し、
各種の画像評価・計測を実施します。【画像評価例】
- 関節リウマチのMTSS評価
- 抗がん剤のRECIST評価
- 循環器領域のCACS評価
- 骨粗しょう症のグレード別評価
- 肝臓MRエラストグラフィー画像の硬度計測
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5
- 画像評価会の運営
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事務局として画像評価会の準備と運営を行います。
【画像事務局の業務内容】
- 評価医のスケジュール調整
- 評価会用画像の準備
- 評価会会場の準備
- 評価会の運営や評価医のサポート
- 評価結果の記録や報告書等の作成
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6
- 評価結果の報告書等を作成
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指定された形式で評価会の結果をまとめ、議事録や報告書を作成します。
【納品物例】
- 評価結果データ
- エビデンス画像
- 評価会議事録
- 評価会報告書
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画像匿名化サービス
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DICOMデータの個人情報等を匿名化するサービスです。
メリット
- 「DICOMタグ内」と「画像内」の患者名・性別・年齢等の個人情報(タグ情報・画像情報含む)をご指定の内容に匿名化します。
- ビックデータ等の大量データの匿名化に対応します。
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レントゲン(X線・CT・MRIフィルム)
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レントゲンフィルムの複製
(デュープ)サービスレントゲンフィルム(半切~六切サイズ)、マンモフィルムを原寸にて複製するサービスです。
レントゲンフィルムのサイズ
規 格 サイズ センチメートル
(cm)インチ
(inch)半切(はんせつ) 35.6×43.2 14×17 大角(だいかく) 35.6×35.6 14×14 大四切(おおよつぎり) 27.9×35.6 11×14 四切(よつぎり) 25.4×30.5 10×12 六切(むつぎり) 20.3×25.4 8×10 レントゲン画像データの
出力サービスDICOMやJPEG等の画像データからレントゲンフィルムへ出力するサービスです。
- ※ 各フィルムサイズ(半切~六切サイズ)、マンモフィルムに対応します。
主要用途:
- 定期健診の二次読影用
- セカンドオピニオン
- 裁判訴訟用の提出資料
- レントゲンフィルムによる読影会、治験判定会
レントゲンフィルムの電子化サービス
レントゲンフィルムを電子化するサービスです。
レントゲンフィルムスキャニング メリット
- ディスク上での閲覧が可能です。(専用ビューワー使用)
- 患者検索によるモニター読影や、PACSサーバーへインポートし比較読影が可能になります。
- 災害時のBCP対策。(レントゲンフィルムが破損・水没した場合のバックアップ)
- データ保存により保管スペースを削減します。
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カルテ
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紙カルテの電子化サービス
紙カルテを電子化するサービスです。
メリット
- 紙カルテを電子化することで、データとして保存・運用が可能となり業務効率が向上します。
- 既存の電子カルテシステムに電子化データをインポートすることで、比較閲覧が可能になります。
- データ保存により保管スペースを削減します。
電子署名、タイムスタンプ付与サービス
紙カルテ等の電子化データに電子署名・タイムスタンプを付与するサービスです。
メリット
- 原本性を担保します。
- 電子署名で「作成者」を特定し、タイムスタンプで「署名時刻」を明確化することで「改ざんの有無」を証明します。
データ共有クラウドサービス
紙カルテなど様々な電子データをクラウド上で共有するサービスです。
メリット
- ネットワーク環境下でデータの共有が可能となるため、テレワーク環境を支援します。
- 大容量の個人情報の管理が容易になります。
- 「グローバルIPアドレス」の制限や「クライアント証明書」の発行が可能なため、強固で安全なセキュリティを実現します。
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工業用レントゲン(IX)
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石油やガス、発電、自動車関連企業などで使用されている工業用レントゲン(IX)フィルムを電子化するサービスです。
メリット
- 検索性が高まることで、業務効率が向上します。
- ネットワーク上の複数端末からの照会が可能となり、利便性が大幅に向上します。
- 電子化データを活用することで、フィルム原本の破損・紛失リスクを回避します。
- データ保存により保管スペースを削減します。
導入事例
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A社(製造業)
レントゲンフィルムは基本的に原本の位置付けとしている。海外の取引先からデジタル画像での納品要望があり、該当するフィルムを電子化して対応している。 -
B社(エネルギー)
インフラ設備は長期間利用されることから、フィルムの経年劣化対応と利便性を求めて電子化している。